生え方によっては抜歯が大変なことも。親知らずが役立つ場合とは。 現在は特に問題がなくても、将来問題を起こす可能性が高い場合も、予防のため抜歯を勧められることがあります。特に妊娠中は歯のトラブルが起こりやすいため、妊娠前には親知らずを抜いておくよう勧められるかもしれません。 親知らずの抜歯は、局所麻酔をして行います。抜歯にかかる時間は通常30分から1時間ほどですが、歯の生え方に問題がある場合は、歯肉(歯ぐき)の切開、歯や骨を削るといった処置が必要になる分、余計に時間がかかります。また、特に下顎(あご)の親知らずの場合、歯根が神経組織に接近または接触していて、http://www.shikasetubiblog.com 抜歯の際に神経を傷めてしまうことがあります。 上顎(あご)・下顎(あご)を問わず、親知らずの抜歯は、まずかかりつけの歯科医に相談し、かかりつけの歯科医での対応が難しい場合は、対応できる歯科大学の付属病院を紹介されることがあります。 「やはり親知らずには出てきてほしくない」と思われたかも知れませんが、そんな親知らずが、ほかの歯の役に立つことがあります。 一つは、手前の歯(第2大臼歯)が抜けてしまったときのブリッジの土台として。一番奥の歯が抜けてしまった場合、両隣の歯を土台にするブリッジはできませんが、その奥に親知らずが正常に生えていて、問題を起こさないと判断されるとき、親知らずをブリッジの土台として使用できる場合があります。また、矯正治療で、抜けた第2大臼歯のところに移動させて活用できる場合もあります(図4)。 もう一つは、歯が抜けてしまった部分に自分のほかの歯を移植する「自家移植」という方法で、親知らずを移植できる場合があります。 これらの方法が行えるのは、問題のない親知らずがある、歯が抜けた(抜けそう)、という二つが重なっているケースですので、当てはまる人は多くはないでしょう。でも、親知らずにもこんな利用方法があることを覚えておいたら、いつか役立つ日がくるかもしれません。 歯科設備.
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