● 「唾液」の分泌量が少なくなり「ドライマウス」になると、口が渇き、「唾液」の持つ清浄作用が損なわれ口の中の食べカスなどを洗い流すことが出来なくなります。だから、口の中が汚れやすくなり、虫歯や歯周病に罹ったり口臭が発生したりします。
『マイクロスコープ』
● 「唾液」には、ご飯やパンに含まれるデンプンの消化を助ける「消化酵素アミラーゼ」が含まれていて、少なくなると消化する力が落ちてしまいます。
● 「唾液」量が少なくなると、細菌を抑える生体防御機能の働きも低下してしまいます。その結果、虫歯や歯周病に罹りやすくなってしまいます。
● 特に、高齢者に多いのが口や喉が渇いて、食べ物を飲み込めなくなり、誤って気道に入ってしまう誤嚥性(ゴエンセイ)肺炎で亡くなることもあります。
〇ドライマウス対策
● 一番カンタンで効果的な方法は、よく噛んで食べることです。噛む回数を増やすと顎の唾液分泌線が刺激されて、唾液の分泌量が増えます。固めの食品を奥歯で噛むのが効果的!
『歯科機器』
○ 唾液の分泌を促す酸っぱいもの、梅干やレモンを食べるのもいいでしょう。
○ たかが口が渇いているだけと軽視しないで、病院や歯科医院のドライマウス外来の受診をおすすめします。