先日、ある歯科医院の院長先生のブログで
高齢者口腔ケアの後に患者が熱発することについて
内科医(主治医)から苦情の手紙が届き
やるせない気持ちになったという記事を
読ませて頂いた。
内科医の責任逃れ的な主張に憤慨する気持ちを
読者は、強く感じたに違いない。
経管栄養や胃瘻での栄養供給者は、口腔咽頭機能が著しく衰えている。
それゆえ、定期的に口腔内に刺激を送り
脳の活性化を必要とする。
『手術用顕微鏡』
何故なら、自律神経系の機能を落とさぬように
内臓機能を活発に活動させる必要があるからです。
内科医は、「歯科医風情が・・・。」と見下したような物言いだと記載されている。
当然、内科医ならば知らなくてはいけない内臓の活性による影響であるが
寝たきりであったり、麻痺がある場合は、運動活性が無くなるので
外因的な刺激によって微熱程度の発熱が生じるのは、高齢者医療では常識である。
衰えさせないように、看護師や理学療法士などが患者の患部を擦るような行為を行い
筋力の低下を抑えるのです。『マイクロスコープ』
歯科医が、口腔機能を改善させる1番の目的と考えているのは「唾液の分泌」である。