咬合機能(口腔機能)と歯科医療は、切り離せない。
歯科医の独占事業が、謂わばここになる。
咬合治療に重要なことは、的確な「診断」になる。
『手術用顕微鏡』
(他もそうだけど)
食いしばり・歯ぎしりというものは、すでに「全身的疾患」の位置づけにある。
整形外科の多くの先生方が、噛み合わせの問題を重視して下さるようになった。
今度は、老人医療の老年病化や終末医療を扱う診療科や脳神経外科や神経内科や心療内科
においても「口腔機能」を重視されている。
以外に「歯科医よりも」と付け加えたくなるような拘り方のDoctorもいる。
元来、耳鼻科や消化器科・呼吸器科などの先生にはそのようニーズがあった。
今は、循環器科などの先生もまた重視されるようになった。
前記した歯学部・歯科大学と歯科医師国家試験の関係とこのような医療全体のニーズが関係している
そのように捉え始めて良いのかもしれない。
私自身、歯科医師として22年のキャリアになったが、これからの歯科医療に対して「付いて行けるか」
そういう不安が無いわけではない。
デジタル化が進んで高度な機械設備の操作や再生医療のような「高分子遺伝子工学」のような
ハイレベルな基礎系の学問の下地を私の年代では、持ち合わせていない。
しかし、置いて行かれないように「コツコツ」学ぶしかない。
『マイクロスコープ』
咬合理論に至っては、すでに脳科学の領域に入ってきているし、その応用編としての行動学であったり
高水準なリハビリテーションなどの機能生理学などが大きな役割を示し始めている。
当然ながら、薬物療法も「下火」となってきて安易な薬物使用は「厳禁」となってきている。